【生産者紹介:ドメーヌ・デ・ザコル】

皆さまこんにちは。
先日何度かご紹介したドメーヌ・ド・ラルロ。
前・栽培醸造責任者はオリヴィエ・ルリッシュでした。
ラルロの今日の評価を不動のものにし、ブルゴーニュで高い才能と実力を認められていた彼が、ドメーヌを去り、南仏のアルデッシュで自分のワイナリーを立ち上げると知った当時、私たちとしては正直言ってかなりショックだったというのが本当のところです。(当時は後任ジャックがどんなワインを作るのかまだ分からなかったので。)

それでも私たちは、彼の新たな挑戦に興味をかきたてられましたし、一度得た高い評価を捨てて1から全てを立ち上げるという彼の夢を応援したいと心から思いました。

エレガントな彼のスタイルが、南仏という今までとはまったく違う気候・土壌でどのように変化するのか想像もつかなくて、大きな期待とほんの少しの不安を胸に、約1年。私たちは楽しみにその日を待ちました。

そして。


初めてテイスティングしたときの、驚きと安堵。そして喜び。
そこには南仏らしい開放的な息吹や力強い葡萄の果実味とともに、オリヴィエらしいエレガンス、シルキーなタッチ、複雑に重なり合う繊細なニュアンスというものが同居していました。
自信を持ってお客様にお勧めできる弊社の新ブランド「ドメーヌ・デ・ザコル」は、各雑誌やお店HP、店頭でもさまざまなお褒めの言葉を頂き、私たちも本当に嬉しかったです。

ドメーヌ・デ・ザコルは現在2年目のビンテージ、2012年の取り扱いが始まっております。
初ビンテージの2011年より洗練さを増し、南仏らしさとオリヴィエらしさのバランスがさらに絶妙な感じになって、本当に美味しい!

ぜひ一度、皆さまにお試しいただきたく、次回以降、1つ1つ商品を紹介したいと思います。

お楽しみに!

(今日の写真)
昔の風貌とはだいぶ変わり、今や「土にまみれる農家の兄ちゃん(?)」という感じのオリヴィエ。
今では自らフォークリフトも操縦します。活き活きと楽しそうに畑を行き来しているのが写真からも伝わってきますね。
畑作業は手作業が基本。
一緒にいるのは奥さまのフローレンス。彼女も一緒に働いていますが、本当に雰囲気がよく似た、息もぴったりの2人です。


それでは皆さま。
また来週。
よい週末をお迎えくださいませ。